新たな生活の始まり

2月ごろからおかしかった左の肌。
もう乾燥は収まる時期が来ても一向に良くならず、どんどんひどくなっていくばかり。
そのうち夜中に唸り、泣いてかきむしって暴れまわるようになり、アレルギーを疑い始めた私。
縁があってお友達になった方に彼女のお知り合いが通っていたという病院を紹介してもらい、はるばる京都までバギー押してタクシー乗っていってきましたその先生はアレルギーの診断に血液検査では出てこないアレルゲンを調べる方法をお持ちなんだとか。
血液検査でも出ないアレルゲンがあるなんて！

肌も掻き壊して血が出ているので一刻も早く診て欲しかったのだけど、予約が取れたのは3週間後。
祈るような気持ちで毎日を過ごし、ようやく診察してもらえたのですが。
先生は左の顔をちらっと見るなり

「アレルギーですね」

とあっさり言い放った。
ここからは摂取してから時間が経って出てくるタイプのアレルギゲンとやらを調べていきます。

判ったのは「乳、ピーナツ、ソルビトール、チタン、ｐｍ２．５」でした。

初め二つは良いけどソルビトールって！？昔は入ってるお菓子食べたこともあったけどここんとこ食べた覚えがないんですが！？？

「歯磨き粉にも入ってますよ」

歯磨き粉は数年前から市販のものを使うのをやめて、ホワイトクレイに変えている。
今までの蓄積ってこと？？？犯人探しはしたくないけど今でも使ってる主人のせいか？

チタンは初めピアスの影響かと思っていたけど(金属アレルギーのためチタンか樹脂ポストしか使えないのです)、考えてみたら幾ら自然派のものと言っても日焼け止め、ファンデーション初め化粧品類にほぼ間違いなく入っており、それらをずっと使ってきたわけで。経皮膚吸収されたか吸入してしまったか･･･
薬のコーティング材、カプセル薬のカプセルにも入ってるけど、これらは一切飲んでないからやっぱり化粧品かな･･･

そして血液検査の結果を知るまで又2週間待たねばならず、どんどん悪くなっていく左の肌をおろおろしながら見ることしかできない自分が本当に情けなかった。
肌の状態を見てどくだみ茶を塗ったりスギナ茶を塗ったり、傷の治りを早めるという太乙膏という薬を塗ってみたり、知りうる限りの自然療法を試したけど、一進一退で良くなりはしなかった。

ようやく診察の日が来て、出た結果は「卵」のみ。卵白がだめらしくしかもかなり値が高いらしい。
前回のテストでは出なかったので卵は大丈夫だと思っていたから、この頃頼っているお惣菜類をチェックしてみたらばっちり入ってた～～！！

前回ステロイドを使いたくないことを伝えたら、掻き壊して汁が出ているのに消毒はおろか何の薬ももらえず、今回も何も出してくれなさそうだったので何か他に薬はないですか？と聞いたら
「放火犯だけ捕まえて(アレルゲンのことね)火を消さない(湿疹ね)のはどうかとおもうよ。眠れないなんてかわいそうじゃないの。免疫力下がるよ。」

免疫力下がる、この一言は結構ガツンと来た。
ステロイドを使って免疫力を下げるか、眠れずに免疫力を下げて共倒れするか・・・

これ以上ステロイドが嫌だといったらまた何も処方されないまま帰されると思ったので、泣く泣くステロイドを受け入れると、

「これで効かなかったら今度は皮膚科に行きなさいね。彼らのステロイドに対する知識は私らなんかではかなわないものがあるからねー」

あ、見捨てられた。とおもった。
しかも塗る量とか回数とか詳しい説明が一切ない。
私もついにステロイドに手を出してしまったという思いで一杯で大切なことを聞かずに帰ってきてしまった。
仕方なく翌日電話したら先生は快く丁寧に説明してくれた。

でも結局この先生もステロイド派だった。大変な思いして時間かけて京都行く必要あるのかな。。。
こうしてまた新たな病院探しが始まったのです。